シャープは4月4日、プラズマクラスター除湿機「CV-C140」を発表した。発売は4月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は60,000円前後。
除湿機は、梅雨などの湿度の高い季節に使用するだけでなく、室内干しした洗濯物をスピーディに乾かすためにも利用されている。特に花粉の季節など、屋外に洗濯物を干しにくい時期は、除湿機の活躍するシーズンだ。
CV-C140は、洗濯物を乾燥させるための機能を強化したコンプレッサー型の除湿機だ。上下最大180度、左右最大90度の広範囲に送風可能な「3D広角自動ルーバー」を搭載しており、衣類を2段に干した場合でも、全体をムラなく乾かすことができる。
洗濯物の乾燥用に、「スピード衣類乾燥」「エコ衣類乾燥」の2つのモードを装備。スピード衣類乾燥モードは、コンプレッサーを常時動作させて送風するモードで、2kgの洗濯物を、約68分で乾燥させることができる。一方、エコ乾燥モードは、湿度をセンサーによって検知し、湿度が低いときには送風に切り換えて運転することで消費電力を抑えるモードだ。
背面にある吸気口には、花粉キャッチフィルターも装備。衣類乾燥時などに吸い込んだ10μm以上の花粉やホコリなどを捕集することが可能だ。また、高濃度なプラズマクラスターイオンで、部屋干しの際のニオイの発生をさえることもできる。
除湿能力は、50Hz地域で12L/日で、60Hz地域では14L/日。タンクは4.2Lと大容量で、7時間程度の連続運転が可能だ。さらに、市販のホース(内径15mm)を使って、バスルームやベランダなどに排水する、連続排水にも対応している。
本体サイズはW375×D250×H615mmで、重量は約14.1kg。衣類乾燥時の消費電力は、室温が27度の場合、50Hz地域で320W、60Hz地域で345W。室温が30度の場合、50Hz地域で330W、60Hz地域で360W。いずれも、洗濯乾燥機の乾燥機能を使用した場合と比べると、大幅に低い消費電力となっている。