サクサク感や高速連写も健在。さらなる実践力を身に付けたEX-ZR700

ZR700には、EXILIMの伝統であるサクサク感はもちろん、30コマ/秒の高速連写やHDRアートを初めとするアートショット、使い勝手の良いプレミアムオート、エクシリムエンジンVer.3など、最新の定番機能がひと通り実装されている。加えて、マニュアル撮影モードやRAW撮影(ファイルフォーマットはDNG形式)も可能なので、ベストショット(オート)モードから一歩踏み込んだ撮影をしたい、という人にもオススメだ。

前述の光学18倍ズームと強力な光学式手ブレ補正、新機能のトリプルショットなども合わせて、軽快さと安定感が大きく進化したZR700。さらなる実践力を身に付けた、リアル・マルチプレイヤーと言えるだろう。

ベストショットモードの選択画面。とにかく手ブレを抑えたい、というときは、ビッグベンの時計塔が目印の「HS手ブレ補正」モードを使う

ダイヤルと操作をリンクさせた曲線主体のアウトラインUI

撮影時の画面。動画撮影時に録画される範囲がうっすらと表示されているのが嬉しい

撮影した写真のライティングやホワイトバランスを、後から変更することもできる

ダイヤルと左右キーの操作をカスタマイズできて、これが便利! ダイヤルはEVシフト(露出補正)に、左右キーはAFエリアの切り替えに設定するのがオススメ!

「背景ぼかし」と「全焦点マクロ」は「フォーカスコントロール」モードとしてまとめられた

エフェクト系の機能もまた、EXILIMの外せない楽しみ方。「HDRアート」で、夕日のオレンジとフレアのマゼンタ、空の青を意図的に強調してみた(オリジナル画像を見る)

EXILIMのお家芸「アートショット」。HDRアートやトイカメラ、ミニチュア、フィッシュアイなどおなじみの機能が並ぶ

アートショットの「トイカメラ」で懐かしい印象に(オリジナル画像を見る)

アートショットの「モノクローム」。人が行き交うシーンは、モノクロがよく似合う

工場夜景も楽しい。ハイスピード連写合成による「HS夜景」を使う手もあるが、夜景を撮ると決めて行くなら、三脚を持って行こう。この画像は、絞り優先(f3.5)で撮影(オリジナル画像を見る)

「A」モードでは、「F11.1」などという絞り値も選択できる

スチームの流れを撮りたいので、ISO400で2秒間の長時間露光。こんな撮影ができるのも、ZR700が「M」モードを持っているからだ(オリジナル画像を見る)

食べ物を撮ることが多い人にもオススメ。ZR700のセンサーは1/2.3インチなので、マクロ撮影にも強いのだ(オリジナル画像を見る)

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