キングジムは26日、デジタルメモ「ポメラ」シリーズの新製品として、折りたたみタイプの上位モデルとなる「DM25」を発表した。本体カラーはブラックのみ。3月8日より発売し、価格は29,400円。

ポメラ「DM25」

クラムシェル型の本体と、折りたたみキーボードを採用。ストレート型キーボードの「DM100」も人気モデルだが、折りたたみキーボードにも根強いファンが多く、その要望に応えたとしている。

DM25では、折りたたみタイプで最薄となる約29mmの薄さを実現。折りたたみ時で約W145×D100×H29mmの本体サイズ(使用時はW250×D110mm)と約360gの重量で、より持ち運びやすくなった。JIS配列のキーボードは約17mmのキーピッチを確保している。

最上位モデルのDM100で好評だった文書作成をサポートする各種機能、「縦書き表示」「フレーム表示設定」「グリッド表示」などを継承したほか、PC用の日本語入力システム「ATOK」(ジャストシステム製)のユーザー辞書を取り込めるようになった。500文字以内の定型文は20個まで登録しておける。

システム領域を含む本体メモリは105MBで、保存文字数も拡張。1ファイルあたり全角約30,000文字、最大1,000ファイル保存、総保存可能文字数は全角3,000万文字となった。ファイル形式はプレーンテキスト(拡張子はtxt)なので、本体のSDメモリーカードスロット(最大32GBのSDHC対応)やUSBポートを利用して、PCなどへも手軽にデータをコピーできる。PC側の対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8で、Mac OS Xは未サポート(対応OSは変更される可能性がある)。

カレンダー機能も強化され、月間カレンダーに加えて週間カレンダーを表示できるようになった。これにより、日付メモが見やすくなったとしている。また、入力したテキストをQRコード化して、スマートフォンなどで取り込みやすくする機能も備える。

電源は単4形アルカリ乾電池×2本、または、パナソニックの単4形エネループ×2本に対応。電池寿命は前者で約20時間、後者で約15時間。本体のバックアップ電池として、リチウムコイン電池(CR2032)×1個を使用する。