象印マホービンは12月18日。「極め炊き」シリーズのIH炊飯ジャー「NP-GF05」とマイコン炊飯ジャー「NS-LF05」を発表した。炊飯容量はいずれも最大3合(0.54L)。発売は2013年1月21日。希望小売価格は、NP-GF05が31,500円で、NS-LF05が15,750円。

金芽米専用コースを装備した小容量炊飯ジャー「NP-GF05」

少人数世帯向けの炊飯器市場が拡大を続けている。従来は小容量炊飯器は単身者世帯向けのシンプルな製品が中心だったが、近年、子どもが独立した中高年などに向けた、ハイグレードな製品が相次いでリリースされている。発表された2製品も、その流れに沿ったモデルだ。

新製品では、トーヨーライスが開発した「金芽米」の専用コースを業界で初めて搭載。金芽米は、はい芽部分の基底部と亜糊粉層(うまみ層)をバランスよく残すことで、栄養バランスとおいしさを実現した米。余熱時間や沸騰時間を通常の炊飯より長くすることで、甘みとコクのある炊きあがりを実現している。また、手作りパンの生地発酵から焼き上げまでを行える「パン(発酵・焼き)」メニューも装備している。

NP-GF05には、沸騰後もふきこぼれを気にせずに加熱し続ける「豪熱沸とうIH」を搭載。また、炊飯前に時間をかけて給水させる「熟成炊き」メニューも採用されている。

炊飯時消費電力はNP-GF05が700Wで、NS-LF05が450W。サイズは共通でW230×D300×H190mm。重量はNP-GF05が3.2kg、NS-LF05が2.7kgだ。