ラステーム・システムズは12月18日、ヘッドホンアンプを搭載したDAコンバーター「UDAC32R」を発売した。希望小売価格は33,600円。

3系統のデジタル入力のどこからでも192kHz/24bitの入力が可能な「UDAC32R」

「UDAC32R」の背面入力端子

USB、光デジタル(S/PDIF、TOSLINK)、同軸デジタルの3系統の入力が可能なDAC(DAコンバーター)に、ヘッドホンアンプを組み込んだ製品。使用しているDACはTI(テキサス・インスツルメンツ)のPMC5102で、192kHz/24bitまでのデジタル信号を、3系統のデジタル入力のすべてから入力可能だ。

出力はライン1系統(RCA)に、ヘッドホンジャック1系統(6.3mm標準ステレオジャック)を装備する。対応するヘッドホンのインピーダンスは16Ω~250Ωで、32Ωのヘッドホンを接続した場合の最大出力は110mW×2となっている。ボリュームは電子式で、ラインとヘッドホンの個別ボリューム調整が可能だ。

USBオーディオ部には、XMOS製のコントローラーが採用されており、USB Audio 2.0(High-Speed)に対応。192kHz/24bitのハイレゾサウンドをAsynchronous(非同期式)モードで伝送できる。また、USBブロックは、他のブロックとは絶縁されており、PCからのノイズの混入を防いでいる。

PCとMacの両環境に対応しており、Windowsの場合には付属の専用ドライバを利用する。付属のドライバは、XP環境ではASIO、Vista以降ではASIOとWASAPIに対応している。Macの場合、MAC OS 10.6.3以降の標準USBオーディオドライバが利用できる。

本体サイズはW123×D127×H48mmで、重量は約600g。電源は専用のACアダプタを利用する。