カナダのResearch In Motion (RIM)は、米国内の120の企業を対象に次期主力プラットフォーム「BlackBerry 10」対応デバイスのテストを開始したという。米Bloombergが12月17日(現地時間)に報じている。
RIMは今月初旬にBlackBerry 10移行や導入を検討するユーザーに対して「BlackBerry 10 Ready Program」を発表しており、同社が強みとするエンタープライズ市場でのプレゼンス維持に向けた動きを活発化している。Bloombergによれば、現在ベータテストが実施されているのはタッチスクリーンを採用したBlackBerry 10搭載デバイスとのことで、一部でリーク画像が出回っている「BlackBerry L-Series」端末とみられる。このデバイス加え、同日より提供が開始されるエンタープライズ向けの管理ソフトウェア「BlackBerry Enterprise Service 10」のテストバージョンと合わせ、テストが実施される見込みだ。なお対象となるのはまず米国内120社以上で、このうち64社はFortune 500クラスの企業だという。こうしたテストが大々的に行われる理由の1つは、従来までのQWERTYキーを搭載したハードウェアとは異なる製品が提供されるため、新プラットフォームへの"慣れ"を促したり、その反応をみることにあるとみられる。
またRIMは同日付けで来年2013年1月30日に開催される新製品ローンチイベントの招待状を送付している。場所は米ニューヨークのPier 36 (299 South St, New York, NY)とのこと。販売価格や提供地域についてはBlackBerryのフォーラム内で公開していくという。