パーソナルメディアは11日、異体字に対応した同社の文字検索ソフト最新版「超漢字検索 IVS強化版」を発表した。発売日は2013年2月1日で、法人向けのため価格は導入方法により異なるとする。なお、IVS対応でない「超漢字検索 Ver. 1.0.4」Windows版の直販価格は6,300円。
「超漢字検索 IVS強化版」は、約18万字の漢字や文字から目的の文字を手軽に検索できるソフトウェアで、Unicodeで異体字をコード化する「Unicode IVS」に対応したことが特徴。
メモ帳、Word、ExcelなどのWindowsアプリケーションで扱う文書の中に、超漢字検索で検索した多漢字や異体字を文字として貼り込める。貼り込んだ文字は「Unicode IVS」の機能を用いてコード化されるため、環境が変わっても文字化けせず共通に利用できる。
発売の背景として、従来Windows OSで利用できる文字種類の制限により、Unicodeで表現できない異字体はWordなどの文書に入力できない制約があったが、Windows 8での「Unicode IVS」対応や、Microsoft Office向けIVS対応用追加プログラムなどにより、異体字を使う環境が整ってきたとする。
同社では、自治体や官公庁、行政機関のほか、人名用異体字を多く扱う法人ユーザー向けに、カスタマイズ版やLinux OSなどへの移植にも対応するという。対応OSはWindows XP以降。