シャープのオリジナル機能が満載

ロック画面はシャープオリジナルの「ウェルカムシート」が利用できる。これは壁紙+ロックボタン+インフォエリアから構成されるもの。ロックを解除せずに天気・株価・音楽プレイヤーなどを確認・操作できるほか、電話やカメラを即起動させることができる。任意のアプリケーションやショートカットを登録することも可能だ。

ウェルカムシートの様子。ロックボタンで表示できるアプリ・ショートカット、右下のインフォエリアに表示される情報はユーザーが任意で変更できる

UIには、シャープオリジナルの3ラインホームを採用している。アプリケーションシート・ウィジェットシート・ショートカットシートが左右のスワイプで切り替わるので、目的の機能をすぐに呼び出すことができる。

左からアプリケーションシート、ウィジェットシート、ショートカットシートの様子

ウィジェットシートにあらかじめ貼られているエコ技モードは、ワンタップで省エネレベルを切り替えることができる機能。画面消灯時のアプリ動作制限やWi-Fi・Bluetooth・GPSの利用設定など、設定項目は多岐にわたる。ユーザーが使いやすいようにカスタマイズすることも可能だ。

ウィジェットシートにあらかじめ貼られているエコ技モード。バッテリー残量を見図りながら賢く利用したい

本端末には、便利な操作をまとめた操作メニューが表示されるクイックツールボックスEXが搭載されており、端末を2回振ると起動できる。操作メニューには「書」メモ(かくめも)や、どこでもコピー、辞書など便利なツールがあらかじめ登録されている。操作メニューの登録アイコンは任意でカスタマイズできる。

端末を2回振ると、クイックツールボックスEXが起動する(写真中)

「書」メモは画面に手書きでメモをして保存できる便利機能。ブラウジング中やGoogleマップの表示中など、いつでも利用できる。例えばWebの気になる情報、あるいは集合場所の地図、といったものに手書きでメモを加えて保存。その画像ファイルを知人にメール添付で送る、というようなことも簡単に行える。

「書」メモの利用イメージ。ペンは色・太さ・透過率などを自由に変更したものを3種類まで保存しておける。やり直し、消しゴム、切り取りなどのツールも利用可能

どこでもコピーは、いわゆるOCRソフト。画面上に表示された文字をテキストに変換することができる。試しにノートPCでマイナビニュースを開き、AQUOS Phone Serieのカメラを起動して撮影。その画像をどこでもコピーで読み込んでみたが、高い精度でテキストが文字変換された。

どこでもコピーの利用イメージ。指で囲んだ範囲に含まれる文字が、テキストに変換される。カメラで撮影した画像でも利用可能だった(写真右)

辞書では、明鏡国語辞典MXやジーニアス英和辞典、百科事典などの内蔵辞書を利用できる。メール作成時などに呼び出して利用すれば重宝することだろう。なお、文字入力にはシャープ独自の「文辞技」を利用できる。誤用した言葉を入力した場合には、正しい変換候補が表示される。また、手書き入力も可能。ひらがな・カタカナ・漢字に対応しているので、ペンで紙に書くように、指で文章を書き進められる。

明鏡国語辞典MXなどの内蔵辞書を利用できる(写真左)。「ふいんき」と入力すると、「雰囲気」も入力候補にあがった(写真中)。手書き入力モードはカタカナ、漢字にも対応