ワコムは2日、同社の提供するユーザインターフェースソリューション「Wacom feel IT technologies」が富士通のWindows 8対応タブレットに採用されたと発表した。
今回、同ソリューションを採用したのは、富士通が10月下旬より販売開始した12.5型ワイド液晶の「LIFEBOOK T732」と、7月より販売開始している13.3型ワイド液晶の「LIFEBOOK T902」の2機種。両製品ともに、ペン入力およびタッチパネル入力に対応し、ディスプレイを回転させることによりタブレットとしてもノートパソコンとしても利用できるコンバーチブル型タブレットとなっている。
これらの製品で採用された同ソリューションは、電磁誘導方式(EMR)ペンセンサーと、マルチタッチセンサーの両方を駆動させることができる最新世代システムのもので、特に「高性能マルチタッチコントローラG8」では、消費電力を低く抑えながら大型パネルでも安定した動作が実現可能とのこと。また、同社調べ(2012年6月末時点)によると、20インチ以上の大型ディスプレイにおいてWindows 8に対応したのは、本製品が世界で初めてだという。