カシオ計算機は23日、デジタルカメラ「EXILIM」の新製品として、ゴルフのスイングチェックに役立つハイスピードムービー対応デジタルカメラ「EX-FC300S」を発表した。11月22日より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は50,000円前後。

「EX-FC300S」

ゴルフ向けのカメラとして4機種目となるモデル。ハイスピードムービーで撮影した超スロー映像と、カメラの液晶ディスプレイに表示されるガイドラインを使って、ゴルフのスイングチェックができる。

ベースとなるモデルは「EX-ZR1000」で、カメラ性能を大幅に強化。過去と現在のスイングや、プロゴルファーと自分のスイングを並べて比較できる「2画面同時再生機能」を搭載する。カメラ本体に自立スタンドを設けたことで、三脚やリモコンなしで自分撮りができる「ハンズフリー機能」など、ゴルフの練習に役立つ機能が充実。購入特典として、プロゴルファーのスイング動画を同社Webサイトからダウンロードできる。

ガイドラインを表示

2画面同時再生機能

ハイスピードムービーで撮影したスイングの動画再生時に、画面上にガイドラインを表示してスイングチェックが可能。飛球線の後方から撮影した画像でチェックする場合は、アドレスしたボールと首の付け根を結んだラインと、アドレスしたボールとクラブのシャフトを結んだライン、アドレス時の背中のラインに沿って3本のラインを合わせる。体の正面から撮影した映像でチェックする場合は、縦の2本のラインをスタンス幅に、横の2本のラインを頭の上とボールに合わせてチェックする。

撮像素子は1/2.3型正方画素高速CMOSで有効画素数は1,610万画素、記録メディアは約29.1MBの内蔵メモリのほか、SD/SDHC/SDXCに対応。光学12.5倍ズームレンズの焦点距離は35mm換算約24~300mm相当、F値はF3.0~5.9、シャッタースピードは4~1/4,000秒(静止画プレミアムオート)、絞り(広角)はF3.0~F7.9、ISO感度はISO 80~3,200。液晶モニタは3型で約46万画素、本体サイズは約W107.5×D36.7×H61.5mm、重量約215g(本体のみ)、バッテリとメモリーカードを含む場合で約155g。