キングジムは16日、資料や新聞などをマウスでなぞった通りにスキャンできる「マウス型スキャナ MSC10」を発表した。11月2日より発売し、価格は11,550円。
マウスとスキャナが一体化した製品で、通常時はマウスとしても使用可能。スキャンしたい対象物をマウスでなぞることで、手元の原稿をスキャンできる。一般的なA4対応のスキャナや複合機では読み取りにくい、新聞などの大きな原稿の必要な部分だけをスキャンする用途に適している。
利用には、付属の専用ソフトをあらかじめPCにインストールする必要がある。専用ソフトを起動し、マウス左横のスキャンボタンを押して対象物をなぞると、なぞった部分がPCに表示される仕組み。スキャンしたデータはトリミングやコントラストなどが調整できる。また、消しゴム機能により必要ない場所を削除することも可能。
スキャンした原稿はExcelやWordなどに直接貼り付けられるほか、電子メールやEvernoteとも連携できる。
スキャナ部の仕様は、読み取り解像度が400dpi、保存形式がPDF/JPG/TIFF/BMP/PNG/XLS/DOC、対応サイズがA4(210×297)mmまで。マウス部の仕様は、1,200dpiのレーザーセンサーで2ボタンを搭載し、別個にスキャンボタンを備える。
インタフェースはUSB 2.0。本体サイズは約W60×D115×H37mm、重量は約110g。対応OSはWindows 7。