エプソンは4日、クラウドストレージサービスと連携できるA4対応フラッドベッドスキャナ「GT-F740」と「GT-S640」の2機種を発表した。「GT-F740」は10月11日に、「GT-S640」は10月下旬より発売し、ともに価格はオープン。店頭予想価格は「GT-F740」が1万円台後半、「GT-S640」が1万円前後。

「GT-F740」

「GT-S640」

スキャンした画像をクラウドサービスへアップロードできるソフト「Document Caputure Pro」を同梱。保存先に指定できるのは、「Evernote」、「Googleドキュメント」、「SugarSync」など。クラウドサービスに保存する以外にも、FTPサーバやPCのフォルダなどへも保存できる。

イメージセンサーには、RGB各4ラインのCCDを配置してノイズを低減する「α-Hyper CCD II」センサーを搭載。光学解像度は4,800dpiで、光源にはLEDを採用。ウォームアップで待つことなくスキャンを開始できる。本体には、「スキャン」、「コピー」、「メール」、「PDF作成」用のナビボタンを装備。ボタンの機能は、添付ソフト「Epson Event Manager」でカスタマイズできる。

「GT-F740」は、フィルムスキャンユニットを標準で搭載。35mmストリップ6コマ、または35mmマウント4コマの連続スキャンに対応する。スキャナドライバ「Epson Scan」は、逆光補正や退色復元補正などの自動補正機能を装備。スキャン速度は、35mmポジフィルム/等倍4,800dpi/1コマで85秒、35mmネガフィルム/等倍4,800dpi/1コマで110秒となっている。

それ以外の仕様はほぼ共通で、読み取り解像度は50~6,400dpi、9,600dpi、12,800dpi、最大原稿サイズはA4、USレターサイズ、最大有効領域は216×297mm。原稿台での読み取り速度は、A4カラー300dpiで14秒、A4モノクロ300dpiで11秒、L判フルカラー300dpiで8秒。読み取り階調はRGB各色16bit。出力フォーマットは、JPEG、TIFF、Multi-TIFF、BMP、PICT、PDF。

インタフェースはUSB 2.0で、本体サイズ/重量は「GT-F740」がW280×D430×H67mm/約2.8kg、「GT-S640」がW280×D430×H41mm/約2.2kg。スキャナドライバの対応OSは、Windows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5.8。