消費電力

消費電力についても測定する。IdleはOS起動後10分の最小値、Loadは3DMark Vantage GT2実行時の最大値をプロットしている。通常、マイナビニュースで行っているレビューと同様にパーツ単体ではなく、システム全体の消費電力を測定している。

価格か性能かそれが問題だ

「GeForce GTX 660」は、「GeForce GTX 460」「GeForce 9800 GT」と比べて、3DMarkでは、「GeForce GTX 460」のおよそ2倍、「GeForce 9800 GT」のおよそ5倍弱のスコアを記録した。一方で「GeForce GTX 660 Ti」との比較では、ベースとなるコアの性能の差からか、多少処理能力で譲る部分が出ている。

「GeForce GTX 660」と「GeForce GTX 660 Ti」の価格差は、リファレンス準拠カードの参考価格で70ドル。処理能力の差に70ドル分の価値を見いだせるかどうかで選択肢も変わってくる。

少々価格は高くても処理能力を求めるならば「GeForce GTX 660 Ti」、ミドルレンジクラスのグラフィックスが必要だが、価格面を重視したい場合は「GeForce GTX 660」と用途に合わせて選択したい。グラフィックスカードのリプレイスを考えているユーザーに取っては、オーバークロック版も含めて選択肢が広がる分、どの製品を選べばいいのか悩ましい状態がしばらくは続きそうだ。