米VMwareは7月17日(現地時間)、同社CEOのPaul Maritz氏が9月1日付けで同職を離れ、現在親会社の米EMCで情報インフラ製品担当プレジデント兼COOのPat Gelsinger氏がVMwareのCEO職に就任する人事を発表した。Gelsinger氏は米Intel初のCTOをつとめるなど30年以上にわたって同社に在籍していた人物で、2009年よりEMCへと移籍して現職に就いていた。

写真はIntel時代のGelsinger氏。2008年のIDF基調講演にて撮影

Gelsinger氏は長年にわたってIntelに在籍していたことで有名で、Pentium Proをはじめ同社中期のプロセッサ開発を陣頭指揮するなど、エンジニア出身で実績を積んできた人物。2009年にIntelを辞めストレージベンダーのEMCへと移籍し、同社後継者候補の1人として経営幹部に抜擢され、今回の人事で子会社であるVMwareのトップへと就任した。一方のPaul Maritz氏もまたIntel出身の人物であり、やはりx86プロセッサの開発に従事していた。だがキャリアとしてはMicrosoft在籍時代が長く、1986年から2000年まで同社に在籍してデベロッパー部門のシニアバイスプレジデントなどを歴任していた。2008年にVMware CEOに就任し、現在まで続いている。なお、Maritz氏はVMware CEO職を離れた後、EMCの戦略担当チーフに就任する予定だという。なお、VMwareのボードメンバーには引き続き在籍することになる。

VMwareは8月末に米カリフォルニア州サンフランシスコで「VMworld 2012」という開発者/パートナーイベントを予定しており、人事刷新のタイミングを見計らって新CEOのお披露目が同イベントにて行われるものとみられる。