なんと懐かしのSempronが再登板

この数年、店頭のCPU価格表から姿を消していたAMDのSempronブランドであるが、久しぶりに新モデルが登場した。「Sempron X2 190」というデュアルコアCPUで、ソケットはAM3。価格は4,000円前後と安価だ。

絶滅したものと思われていたSempronがしぶとく復活

OPNは「SDX190HDK22GM」。年表記は「2009」だが…

主なスペックは、動作クロックが2.5GHz、L1キャッシュが128KB×2、L2キャッシュが512KB×2、TDPが45W。コアの詳細については不明だが、スペックやAM3ということから、最新のBulldozer世代ではなく、45nm世代のコアではないかと思われる。

性能はともかく、現在のAMDのラインナップを見ると、「超安価な省電力CPU」というポジションが抜けていたのは確か。そういうニーズもあってか、「なぜか結構売れている」という声も聞こえている。

ついに本命のLightningが登場!

MSIから待望の新製品、「N680GTX Lightning」が登場。GeForce GTX 680搭載カードの最上位製品で、オリジナルVGAクーラー「Twin Frozr IV」を採用したモデルとなる。「Twin Frozr III」クーラーだった従来モデル「N680GTX Twin Frozr 2GD5/OC」に比べ、コアクロックは50MHzほど向上している。価格は73,000円前後。

お待ちかねのLightningが登場。他モデルに比べ1~2万円も高いが好評

「Twin Frozr IV」を搭載。カードサイズは280×129×49.15mmとなる

VGAクーラーは2スロット厚だが、通常よりも背が高い点には注意が必要。またカードの裏側に追加基板「GPU Reactor」を搭載しているので、この出っ張りが干渉しないかにも気をつけたい。

リファレンスに比べ、冷却能力は16℃向上、ノイズは6.7dB低下する

基板の裏側には「GPU Reactor」が搭載。キャパシタンスが200%向上する

コアクロック(ベース/ブースト)は、1,110MHz/1,176MHzと最速クラス。「Unlocked Digital Power」「Triple Overvoltage」などオーバークロック向けの機能も豊富で、補助電源コネクタは8ピン×2個に強化されている。