高度な演出が可能となるプラグインを追加

「Corel VideoStudio X5」にはユニークな機能も盛り込まれている。PC画面を動画として録画できる「スクリーン録画」機能は、スクリーン全体のほか、解像度を指定した録画にも対応。操作音やナレーションをつけることで、マニュアル作成やPC操作のチュートリアルに利用できる。録画した動画をそのまま取り込みHTML5に挿入できるため、他のソフトを起動する手間が省ける。

ソフトやPC上の操作を録画できる「スクリーン録画」機能。音声やシステム音の有無も設定可能

全画面のほか「カスタム」で任意のサイズ指定も行える

1080/60pおよび50pの動画の読み込みにもサポートし、デジタルカメラで採用されることも多いプログレッシブ形式の動画を直接編集できるようになった。もちろん、1080/60pを保持しての書き出しも可能だ。さらに、マルチレイヤーのCorel PaintShop Pro(.PSPimage)画像を別々のトラックに追加。それぞれを個別のオブジェクトとして編集が行えるなど、より高度な編集を実現するための機能も備わった。

「60p/50pを有効にする」にチェックを入れておくと、タイムライン表示が60フレーム単位に切り替わる。これにより30pなどのフレーム数に変換した際もなめらかなスロー映像を再生できる

3D編集機能も強化。3Dビデオカメラで撮影した3D映像を2Dと同じ感覚で編集が可能となり、2D映像の3D化はもちろん、3D映像から3D映像、3D映像から2D映像へのファイル出力など、用途に応じて使い分けられる。3D形式はサイドバイサイドと、赤青メガネのアナグリフをサポートする。

ファイル出力の際、サイドバイサイドかアナグリフかの設定が行える