11日(現地時間)に開幕した米Appleの開発者向けカンファレンス「WWDC 2012」、基調講演レポートの第2弾はOS X Mountain Lionのプレビューを担当したCraig Federighi氏のパートの詳細をお伝えする。7月のリリース予定と1,700円という価格が正式に発表されており、期待は高まるばかりだ。
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OS Xユーザーの40%はOS X Lionを利用
Phillip Schiller氏によるMac製品のアップデートの紹介が終わって、スピーカーはMac OS X担当のCraig Federighi氏に交代。同氏はまず、「OS X Lion」の状況を紹介した。それによると、OS X Lionは、OS Xユーザーの40%が利用しているといい、約9カ月でこの数値を達成した。Federighi氏が披露したデータによるとライバルのWindows 7は、同じ40%に達するのに26カ月を要したという。
Mountain LionではiCloudとの連携が大幅に強化される
そしてFederighi氏は、Mountain Lionの「200を超える」という新機能の中から、特徴的なものをピックアップしていく。
その1つ目がiCloudとの連携強化。メール、カレンダー、Messageに加え、リマインダーやGame CenterといったiOSでおなじみの機能もMountain Lionに加わる。さらに「Document in the Cloud」として、PagesやNumbersなどのファイルも、iCloud上でiOSデバイスなどと同期可能。SDKが公開され、サードパーティのアプリもこの機能を利用できるようになる。