COMPUTEX TAIPEI 2012のRosewillブースでは、電源に注目の新製品が展示されていた。ファンレスのPlatinum電源や「リアル」1600Wをうたう製品と、静音派から超大容量まで幅広くサポートする。

ファンレス電源は「SilentNight」という製品名。容量は500Wで、80PLUS Platinum認証となる。一部のケーブルが着脱可能なセミモジュラー式を採用しており、ケーブルがエアフローを妨げることも最小限にできる。製品の外観は、上部が巨大なヒートシンクといった様子。それも一部に窓を設け、エアフローを逃がせる構造となっている。その他の面にはメッシュを多用した構造だ。

500Wのファンレス電源でありながら80PLUS Platinum認証、セミモジュラーなSilentNight。高効率によって発熱を抑えたという

リアル1600Wを掲げる製品が、「HERCULES」。効率面では80PLUS Silverで、つい先日発売された他社は80PLUS Goldだったため、その点では1段低いことになる。ただしその製品では、100Vでの使用時に1500Wに制限されていたが、HERCULESの場合は100Vでも1600Wまで使える点がポイントであるという。ケーブルはこちらもセミモジュラー式で、PCI Express補助電源ケーブルなどに用いる赤いコネクタが8個搭載されていた。なお、アタッシュケースに入れられた展示だが、このアタッシュケースに入れた状態で販売予定とのことだ。

80PLUS認証を1レベル落としてSilverとし、しかし100Vでも1600Wの出力を可能としたHERCULES

ほか、ミドルレンジ~ハイエンドまでを担う80PLUS Platinum電源として、セミモジュラー式の「TACHYON」、ケーブル直付けタイプの「FORTRESS」もラインアップされている。TACHYONは容量が500/600/700/1000W、FORTRESSは450/550/650/750Wと、それぞれ4モデルずつ展開される。

80PLUS Platinum電源には500W~1000WセミモジュラーなTACHYON、450W~850W直付けのFORTRESSも。SilentNightと合せて80PLUS Platinumは3シリーズ