電通は5月23日、カカクコムと資本・業務提携に関して基本合意に至ったと発表した。両社はこれまでにも、カカクコムの運営する「価格.com」の広告事業で協業してきた実績がある。

発表によると、両社は「両社それぞれの更なる事業の発展に資するシナジーを生み出すことを目的」として、今回の提携に合意したという。

資本提携においては、電通は、カカクコムの主要株主であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)から所有株式の一部875万4000株を取得する。電通が取得するカカクコムの発行済株式総数に対する割合は15.06%で、第2位の株主となる。また、6月開催のカカクコムの株主総会では、電通が指名する1名を社外取締役として選任する予定としている。

業務提携では、インターネット広告及びデジタル・マーケティング事業の推進、各種データを活用したビジネス・インテリジェンス事業の開発といった事業分野での協議を進めていく。

カカクコムが運営する「価格.com」