アイ・オー・データ機器は16日、ビジネス向けNAS製品「LAN DISK XR」シリーズにウイルス対策機能付きモデルを追加した。容量別に2/4/8TBのモデルを用意。5月下旬より発売し、価格(税別)は「HDL-XR2.0/TM3」が125,000円、「HDL-XR4.0/TM3」が14,7000円、「HDL-XR8.0/TM3」が200,000円。
「HDL-XR/TM3」シリーズは、「LAN DISK XR」シリーズにウイルス対策機能を付加したモデル。保存されたファイルがウイルスに感染されていないかをリアルタイムでチェックし、ウイルスを発見した場合は管理者に連絡、自動で隔離する機能を搭載する。ウイルス対策ソリューションは、トレンドマイクロ社の「Trend Micro NAS Security」。ウイルスパターンファイルは定期的に更新される。
ライセンス期間は通常3年間だが、最長5年まで延長可能な追加ライセンスも用意。価格は1年間の追加ライセンスが6,000円。また従来の「LAN DISK XR」ユーザーに対しても、「HDL-XR/TM3」シリーズと同等のウイルス対策機能を搭載できるオプションソフトを用意。ライセンス期間は3年間で、価格は40,000円となっている。
「LAN DISK XR」シリーズの主な特徴は、4台のSATA HDDをカートリッジ方式で内蔵する点。RAID 6(2重分散パリティ)に対応するほか、RAID 0(ストライピング)/RAID 5(分散パリティ)/RAID 5+S(分散パリティ+ホットスペア)、RAID 1m+S(ミラーリング+ホットスペア)での運用が可能。出荷時はRAID 6に設定されている。推奨最大同時接続台数は、Windowsが32台、Mac OS Xが8台。
レプリケーション、eSATAミラーリング、履歴差分バックアップなど、バックアップ機能が充実。AES-256bitの暗号化方式を採用した暗号化ボリューム機能を搭載し、万が一の盗難の際にもデータの漏洩を防げる。
主なインタフェースは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応有線LAN×2、USB 2.0×2、eSATA×1。本体サイズは、W170×D230×H183mm(脚を含む)、重量は約7kg。対応OSはWindows 2000 Professional/XP/Vista/7、Windows 2000 Server/Windows Server 2003 SP1/2003 R2、Windows Server 2008/2008 R2、Mac OS X 10.4~10.7。