パフォーマンスが快適感を変える

VAIO ZはモバイルノートPCの領域を遙かに超えるスペックが魅力でもある。搭載可能なプロセッサーの上限はインテル Core i7-2640M。2コア-4way、通常クロック2.80GHz、ターボブースト時のクロックは3.5GHzになる。一般的なUltrabookは同じくMシリーズのCorei5/7を搭載するものが多いが、問題はメモリ量だ。多くのUltrabookが4GBで頭打ちとなるのに対し、VAIO Zは8GBまで搭載できる。これは先ほどの高解像度パネルで操作する際に大きな違いとなって表面化することがあるのだ。

一般的なUltrabookのエクスペリエンスインデックス

VAIO Zのエクスペリエンスインデックス

マルチタスクでの作業が増えるということは、メインメモリもそれなりに消費する。CPUパワーを存分に使い切りたいならなおのこと、メモリ量にも妥協したくないのがユーザーの本音だろう。

また、VAIO Zは搭載するストレージにもこだわりがある。SSDをデュアルで搭載し、RAIDで稼働させる「第3世代 SSD RAID」は、効果が非常に大きいVAIO Zならではの選択肢のひとつ。UltrabookはSSDを搭載するが、シングルが基本なのでそのままの特長を受け継ぐのに対し、こちらは一般的なSSD単体スペックの約1.6倍(※)のアクセススピードを実現しているのだ。(※VAIO HPから抜粋)

第3世代SSD RAIDを採用したVAIO Z

CrystalDiskMarkの結果がこちら。圧倒的なアクセススピードがこれを見るだけでも分かる

HDDからSSDへ移行したユーザーのほとんどが感じる激速感が、ここではさらに強化されると思って貰って構わない。それぐらい大きな効果があるソリューションといえる。OSの読み込みは、VAIO ZでもUltrabookでもさほど違いがないほどに早いのは当たり前。しかし、日々使っているアプリケーションの起動速度において、この違いは体感できるものになるはずだ。