パナソニック エコソリューションズは2月23日、新開発のパワーステーションにより、太陽電池とリチウムイオン蓄電池を連携させ、停電時に加え平常時も電力を有効活用できる「住宅用 創蓄連携システム」の受注を開始したと発表した。

今回開発されたシステムは、太陽電池と4.65kWhリチウムイオン蓄電池ユニットに加え、太陽電池と蓄電池のパワーコンディショナー機能を一体化した新開発のパワーステーションで構成しているため、日中は太陽光で発電した電力を使用できるうえ、余剰電力は蓄電池に繰り返し充電できる。蓄電池に蓄えた電力は、日中の電力供給を安定化して夜間に利用できる。

「住宅用 創蓄連携システム」パワーステーション

停電時に利用したい照明器具、冷蔵庫や通信機器などをあらかじめ決めて配電しておくことで、停電してもコンセントを差し替えせずに使用できる。平常時は系統電源から深夜電力を充電し、日中は蓄電池に蓄えた電力を利用して系統電力のピーク抑制に貢献できるモードや、太陽光発電の余剰電力を蓄え、夜間に活用することでクリーンエネルギーを最大活用するモードなど、好みに応じたモード選択が可能。

「住宅用 創蓄連携システム」システムの概要図

品名 リチウムイオン蓄電池ユニット(4.65kWh) パワーステーション(5.5kW)
概要 高容量(4.65kWh)で小型(W450×H600×D156mm) 太陽電池のパワコン(5.5kW)機能と蓄電池パワコン機能の一体化
希望小売価格(税込/工事費別) 121万8,000円 67万2,000円