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Free Software Foundationは2月9日(米国時間)、Webページで使用しているJavaScriptのライセンスを明記する方法として「JavaScript License Web Labels」を発表した。この方法はWebサイトで使用しているJavaScriptソースコードのライセンスを明記するのに適しており、オーサリングツールとも相性が良いと説明がある。

現在のサイトの多くはJavaScriptを使用しており、通常はユーザに確認されることなく、こうしたコードをダウンロードしてブラウザは処理を実行している。FSFはライセンスの確認もなくこうしたことが実施されることはフリー(Free)の面で懸念があるとし、ライセンスを明記することを薦めている。この表記方法が「JavaScript License Web Labels」だ。

JavaScript License Web Labelsより抜粋

JavaScript License Web Labelsより抜粋

JavaScript License Web Labels」では、使用しているJavaScriptライブラリとそのライセンスの情報をまとめたテーブルを記述すること、この記述に対するリンクをそれぞれのページに追加することなどを紹介している。こうした方法は特にGNUライセンスを採用している場合には好ましいものだという説明もある。UIに影響を与えかねないこうした提案をどれほどのWebサイトが受け入れることになるかは不透明だが、FSFからひとつの提案が行われていることには注目しておきたい。