アンテナハウスは16日、PDFで配布された電子版申請書などに文字や図形を記入することも可能なPDF活用・追記ソフト「書けまっせPDF5」を発売した。パッケージ版の価格が4,620円、ダウンロード版の価格が3,150円。上位版となるプロフェッショナルのパッケージ版が10,500円、ダウンロード版が7,980円。対応OSは、Windows XP Home Edition(SP3) / Professional(SP3/32ビット / SP2/64ビット) / 7(32/64ビット)。同社の複数ライセンスでの販売形態にも対応する。

製品は官公庁などでも配布されることのあるPDFでの電子版申請書などに、正確に文字や数字、図形などを記入できるように考案されたPDF活用・追記ソフトで、テキストボックスで文字や数字の配列を細かく設定して入力できる。

テキストボックスの桁割り。同社Webサイトより

口座番号やフリガナ入力のようなマス目にも素早く正確に文字や数字を入力できるなど、記入用紙PDFに威力を発揮する。チェックボックスや画像、日付印や認印の作成、蛍光マーカー/取り消し線/アンダーラインなどの編集機能も備わる。

新バージョンでは、図形と図形などを連結する線描画コネクタが追加、より理解しやすい図の作成が可能になるほか、折れ線や曲線の制御点の追加/削除、テキストボックス内のテキスト検索など手堅い機能機能向上が図られている。

プロフェッショナル版はPDFに式と計算を組み込むことで、例えば請求書のPDFに複数の項目がある場合も、その合計金額や税込み額は計算せずとも自動に算出するようなものなど、テキストボックスで自動計算する。また、ExcelファイルやCSVファイルのデータを取り込んで設定された枠に表示する差し込みフィールドなど、業務とPDFの効率化を図ることが可能になる。

新バージョンでは、PDF出力や印刷時のヘッダー/フッターの追加、追記したテキストボックスや図形、画像の一覧表示での管理機能、全ページを複写しながらデータを差し込む全ページ差込機能なども追加されている。

プロフェッショナル版での計算機能。同社Webサイトより