MM総研は10月27日、2011年度上期(4月~9月)の国内携帯電話端末の出荷調査の結果を発表した。これによると、国内携帯電話端末の総出荷台数は前年比6.0%増の2,028万台で、半期別の出荷台数としては2007年度下期の2,563 万台以来の2,000万台市場となったという。

同社は、出荷台数増加の要因として、てスマートフォン需要が市場を牽引したこと、2010年度に続いて周波数再編に向けたau市場におけるトライバンド対応端末への買い替え促進効果を挙げている。

2011年度上期のメーカー別出荷台数のシェアは、シャープが2006年度上期以降の半期別台数シェアとして11期連続でトップを獲得した。出荷台数は394万台(前年比9.4%減)でシェアは19.4%(前年比3.3ポイント減)となった。2011年度上期スマートフォン市場1,004 万台に占めるシャープのスマートフォン出荷台数は228万台でスマートフォン市場シェアでも22.7%でトップ。

2011年度上期国内携帯電話出荷台数シェア 資料:MM総研

第2位は、昨年度同様の富士通(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ含む)で338万台(18.6%増)のシェアが16.7%(1.8 ポイント増)、第3位は昨年度6位のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(以下ソニー・エリクソン)で260万台(83.1%増)のシェアが12.8%(5.4 ポイント増)となっている。

2011年度上期のスマートフォン出荷台数は前年比4.5倍の1,004万台となり、総出荷台数の49.5%を占めた。OS別では、Androidが79.6%、iOSが18.7%だった。

2011年度上期スマートフォン出荷台数のシェアは、第1位がシャープ(22.7%)、第2位がソニー・エリクソン(22.2%)、第3位がApple(18.7%)、第4位が富士通(9.8%)、第5位がSamsung(8.3%)となっている。

2011年度上期スマートフォン市場シェア(メーカー別) 資料:MM総研