追加設定したいセキュリティ項目
ウイルスバスターは、インストールしたそのままの状態でも、高い防御力を誇る。設定変更をする必要がないくらいであるが、できれば、設定変更したい項目もある。それを紹介しよう。まずは、ブラウザガードである。対応するブラウザは、Internet ExplorerとFirefoxである。これらのブラウザで、ブラウザやプラグインなどの脆弱性を狙った攻撃や不正なスクリプトを検出し、その実行を停止する。この設定を行うには、設定メニューの[有害サイト/迷惑メール対策]の[Web脅威対策]で行う。
図14で、[Microsoft Internet ExplorerやMozilla Firefoxを使用時に不正なスクリプトの実行を禁止する]にチェックを入れる。これで、ユーザーが気がつかないうちに、ウイルスなどを強制的にダウンロードさせられるといった脅威を未然に防ぐことができる。そして、もう1つは、ファイアウォールチューナーである。Windowsには標準で、ファイアウォール機能が実装されている。これをさらに強化するものである。通信中のパケットを検索し、不正なパケットの送受信を破棄する。また不審な挙動などから、ボット対策を行うこともできる。この設定は、設定メニューの[有害サイト/迷惑メール対策]の[ネットワーク対策]で行う。
図15で、[ファイアウォールチューナーを有効にして、Windowsファイアウォールによる保護を強化する]にチェックを入れる。上述のボット対策以外にも、ダウンアドのような脆弱性を悪用するようなウイルスの感染阻止も可能になる。いずれも、2012で強化されたものだ。できれば設定しておきたい。
より細かな設定が可能になったペアレンタルコントロール
ペアレンタルコントロールは、子供のPCの利用を制限する機能である。使用時間、コンテンツフィルタリングなどがある。2012では、ペアレンタル機能も強化された。Windowsのアカウント単位で設定が可能となった。このPCには、User1とUser2の2つのアカウントがあり、User1が親で、User2が子供としよう。図5でペアレンタルコントロールの[今すぐ設定]をクリックする。まず、概要が表示される。[OK]をクリックすると、パスワードの設定となる(図16)。
ペアレンタルコントロールの設定はウィザード形式で行うことができる(図17)。
[「Windowsユーザーアカウント」の選択]で、設定するユーザーを選べる。実際にクリックすると、図18のように、どのユーザーに対して設定するかの選択となる。
あとは、画面に従い設定していく。URLフィルタの設定、ついでインターネット使用時間の設定となる(図19)。
2012では、平日と週末で使用可能な時間帯を設定したり、1日の使用上限なども設定できるようになった。たとえば、1台のPCを家族で供用している場合などでは、子供にのみペアレンタルコントロールを設定することもできるだろう。
快適さへの追及もぬかりなく
2012では、さらなるチューンナップが行われた。まずは、スキャン時間の短縮である。PC全体のフルスキャンでは前バージョンから12~58%の短縮が達成された。また、ビジー時のメモリ使用量も42%削減されたとのことである。もう1つ、アイドル時のバッテリー消費量が約6%改善された。ノートPCなどでは、より長時間の利用が可能となった。ウイルスバスター2012 クラウドは、より完成度が高まったセキュリティ対策ソフトといえる。もはや、セキュリティ対策ソフトなしにPCを使用することはありえない。もし、導入していないようであれば、選択肢の1つにしてほしい。





