JVCケンウッドは18日、8GBメモリを内蔵するポータブルオーディオプレイヤー「Media Keg」シリーズの新モデル「MG-G708」を発表した。発売は10月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は14,000円前後と見込まれる。

本体カラーはシルバー、レッド、ブラックの3色が用意される

独自の音質補間技術「Supreme(サプリーム)」や、高精度な信号増幅を行える「Class-W方式デジタル・ヘッドホン・アンプ」を搭載することで低域から高域までで優れた周波数特性を実現する点が特徴。Supremeは、音源をMP3やWMAなどのデジタル形式に圧縮する際に失われてしまった高音域のデータを、周波数成分の推定により自然な形に復元するというものだ。また、従来より低域の再生能力が向上した新開発のカナル型ヘッドホンも付属する。

なお、PCで音楽ファイルの転送や管理が行える専用ソフト「BeatJam」が付属するほか、USBマスストレージクラスに対応しているので、ドラッグ&ドロップでの楽曲転送も可能だ。

その他の仕様は次の通り。 ヘッドホン出力は7mW×2(16Ω)、再生対応ファイル形式は音楽ファイルがMP3(32kbps~320kbps/CBRないしVBR)、WMA(32kbps~320kbps/CBR、32kbps~355kbps/VBR)、AAC(32kbps~320kbps/CBRないしVBR)およびWAV(量子化ビット数:8bitないし16bit)。サンプリング周波数はMP3が24kHz、32kHz、44.1kHz、48kHzで、それ以外の形式が32kHz、44.1kHz、48kHzとなっている。なお、JPEGおよびBMP形式の静止画表示も可能。

電源はリチウムイオンポリマー充電池となっており、Supremeオフの状態で最長19時間、オンの状態で最長14時間の連続再生が可能だ。充電時間はUSB経由で1.5時間となっている。モニタは2型のカラー液晶を搭載。本体サイズはW46.5×D13.5×H98.5mm、重量は約56gだ。

なお、メモリカードスロットを備えており、データの保存には内蔵メモリ以外だけでなくmicroSD/SDHCカードが使用できる。