東芝は5日、同社パソコン秋冬モデル新製品として、新ブランド「REGZA PC」が与えられた液晶ディスプレイ一体型PCなど7機種36モデルを発表した。発売はいずれも9月中旬を予定している。

今回のラインナップでは、液晶一体型デスクトップPCが「REGZA PC」という新たなブランドとなり、高画質・高音質を追求する「REGZA」と小型軽量・省電力・使いやすさを追求する「dynabook」の両者の融合により新たな価値を提案するとしている。

また、自社開発によるBIOS技術とプログラムの最適化により起動時間を短縮する「東芝高速スタート」を、ネットブック製品を除く全機種に展開している。また、夏モデルではダウンロード配布となっていた「東芝ピークシフトコントロール」が標準インストールとなり、電力需要の平準化を行える。

液晶一体型PC「REGZA PC」

REGZA PC D731/T9D

新ブランド「REGZA PC」には、23型液晶搭載の「REGZA PC D731」3機種9モデルと21.5型液晶搭載の「REGZA PC D711」1機種2モデルを用意。上位モデルではサブウーハー搭載のONKYO製スピーカーやPCの電源がOFFの状態から約5秒でテレビが観られる「今スグTV」機能などを搭載し、Adobe Photoshop Elements 9やAdobe Premiere Elements 9などのソフトも付属する。店頭予想価格は「D731」が15万円前後より、「D711」が12万円前後。

AVノートPC「dynabook Qosmio」

dynabook Qosmio T751

AVノートPC「dynabook Qosmio」は、3波対応デジタルテレビチューナー内蔵でダブル録画も楽しめるハイスタンダードAVノートPC「dynabook Qosmio T751」1機種2モデルと地デジ対応のスタンダードAVノートPC「dynabook Qosmio T551」2機種4モデル。「T751」は20万円前後、「T551」は14万円台半ばより。

ノートPC「dynabook」

dynabook R731

「dynabook」シリーズからは、15.6型スタンダードノートPC「dynabook T451」3機種9モデルと、13.3型スリムコンパクトノートPC「dynabook R731」4機種7モデルが登場。いずれも最新CPU搭載などで仕様を強化し、「R731」には新色シャンパンゴールドが用意された。「T451」は12万円前後より、「R731」も同じく12万円前後より。

ネットブック「dynabook N300」

dynabook N300

ネットブックの「dynabook N300」はバッテリ駆動時間が夏モデルの約3.6時間から約7時間へ大幅延長。その他の仕様は夏モデルを継承している。店頭予想価格は5万円前後。


■東芝 PC新製品 2011年秋冬モデル(2011年9月5日発表)
東芝、液晶一体型の新ブランド「REGZA PC」など秋冬モデルラインナップ発表

東芝、液晶一体型PCの新ブランド「REGZA PC」 - 23型3機種/21.5型1機種
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