シャープは1日、同社独自の「4原色技術」を採用する液晶テレビ「AQUOS クアトロン 3D」のラインナップに、70V型の「LC-70X5」を追加した。価格はオープンで、推定市場価格は80万円前後。発売は9月25日となっている。

「LC-70X5」

「AQUOS クアトロン」シリーズは、赤・緑・青のみで表示する方式に比べて色再現性が高い

「AQUOS クアトロン」シリーズは、従来の3原色(赤・緑・青)で構成するサブピクセルに黄色を加えた4原色技術を用いたモデル。煌くような黄金色など、従来方式では再現しにくかった色域の表現力が向上している好評のシリーズ。本機では4原色技術に加えて、光をより輝いて見せる「メガブライトネス技術」を搭載した。同技術は、エリア制御によって映像を細かく解析し、輝きを表現しているエリアのLEDバックライトを約2倍に高めることで、より自然かつ輝かしい光を再現できるようになっている。

3D観賞用のメガネが付属する

また、ホームシアター向けのディスプレイ規格である「THX 3D 認証ディスプレイ規格」を取得しており、高品質な3D映像が楽しめるのも本機の魅力だ。

そのほか、「AQUOS PHONE」や「AQUOSブルーレイ」と無線LAN接続可能な「スマートファミリンク」機能を搭載。別の部屋に置いてあるAQUOSブルーレイで録画した番組を再生できる「ホームネットワーク」機能にも対応している。また、BD/DVDレコーダー以外に、USB接続の外付けHDDを使って番組を録画することも可能。

搭載するチューナーは、地上デジタル×3、BS/110度CSデジタル×2だ。表示画素数は1,920×1,080ドット(フルHD)、バックライトはLEDで、音声出力は30W(実用最大出力)。主な外部接続用のインタフェースは、映像用のものがHDMI端子4基、D5端子1基、ビデオ入力端子2系統、アナログ音声出力端子1系統、USBポート2基、LAN端子(100BASE-TX)1系統など。本体サイズ/重量はW163.6×D37.7×H102.6cm/約54kg(テーブルスタンド装着時)となっている。