POWER YIILE

大塚商会は8月24日、企業向けに電源容量500ワット負荷で約3時間半の給電が可能な「3時間給電パック リチウムイオン電池版」の販売を8月25日より開始すると発表した。価格は209万7,100円(税別)。

同パックは、リチウムイオン蓄電池 、UPS、設置費、設定費、保守がセットになっている。リチウムイオン蓄電池は大和ハウス工業の「POWER YIILE」が採用されている。同電池はエリーパワー製の電池セルを16個、合計2kWhの電池を内蔵しており、約5~6時間で充電が可能。キャスターが付いているので、移動も容易だ。

同パッケージでは、電力需要のピークシフトへの対応として、リチウム蓄電池を電源から切り離してバッテリで稼働を開始し、サーバは蓄電池のバッテリで稼働することが可能。停電時には、リチウムイオン蓄電池がバッテリ稼働を開始し、バッテリを100%使った後はUPS内の蓄電力でサーバを安全にシャットダウンすることを実現する。

蓄電機器とUPSを組み合わせて利用すると、電力が復旧した時(復電時)にUPSが正常に待機状態にならないことがあるため、同社は実機によって同パックを検証し、電力が切れた状態から復電したときの動作を確認している。