キヤノンは8月3日、クラウド型ドキュメントサービスをグローバルに展開するにあたり、クラウド基盤「FGCP/S5」を全世界で提供している富士通と協業することを発表した。

両社は、これまでインターネットを利用した複合機やプリンタの遠隔保守サービス、キヤノン製品のライセンス認証管理システムなど、さまざまな分野で協業してきた。昨年2月には、プリンティング機器およびIT機器の運用・管理サービスの分野でも協業することに合意している。

今回の協業により、キヤノンは自社のクラウドサービス基盤「Canon Business Imaging Online」の品質と堅牢性を確保するとともに、クラウド型ドキュメントサービスのグローバルでの展開を実現する。

富士通は自社のクラウドサービスとキヤノンのクラウド型ドキュメントサービスを連携させて販売していく。まずは、キヤノンが日本では8月下旬、北米では年内から提供する「Canon Business Imaging Online 帳票・印刷サービス」を、富士通グループが日本市場と北米市場で順次販売する。