PCとの接続はUSBまたはBluetoothで行う。対応するOSはWindows XP Home/Pro(SP2以降)/Vista/7、 Mac OS v10.5.8以降~、v10.6となっており、iOSやAndroidからの直接印刷には対応しない。PictBridge対応のUSBポートを備えているから、デジカメ写真のプリントならばPCレスで可能だ。

インタフェースは背面にまとめられている

電源は通常のACの他に、オプションでリチウムイオンバッテリが用意されている。これを使えば、コンセントの借りられない会議室や外出先のカフェなどで、いつでもプリントができるようになる。電源ケーブルを持ち歩かずに済むのはうれしいところだ。ちなみに、バッテリを装着した時の重量は約2.5kgとなる。

リチウムイオンバッテリはオプションで購入できる

バッテリは背面に飛び出すように取り付ける

インクカートリッジはブラックとカラーが分かれた2タンクタイプが採用されている。標準で付属するのはHP 129インクカートリッジ黒と、HP135インクカートリッジカラー。黒、カラーともに増量タイプも用意されているが、いずれも他のHP製インクジェットプリンタで使われているのと同じものだ。量販店でも購入しやすいのがありがたい。

入手しやすいインクといっても、夜間や外出先にインクが切れた場合にはそう簡単に新しいものは入手できない。そうした場合に活躍するのがインクバックアップ印刷機能だ。カラーが切れた時には黒のみを利用してグレースケールで印刷され、黒が切れた時にはカラーの合成で黒を作って印刷してくれる。出張時などにも心強いだろう。

付属のケーブル類はまとめて持つと荷物になるが、デスクサイドでは頼もしい長さがある

さらにフォトプリントを追求したいユーザーには、黒カートリッジと差し替えて使えるフォトインクが用意されている。これを利用すれば6色プリンタとして色鮮やかなプリントができる。

インクは2タンク方式で、増量インクやフォトインクの利用も可能だ