ソニーは8日、Sandy Bridge世代のIntel Coreを搭載、24型フルHD液晶ディスプレイを備える一体型デスクトップPC、「VAIO L」シリーズ2011年春モデルを発表した。OSを起動せずに、電源オフ状態から約5秒で地デジを視聴できる「スグつくTV」機能など、TV関連機能が大幅に強化されている。発売日は3月19日。店頭モデルの予想価格は190,000円前後から、オーナーメードは109,800円から。
テレビ機能が大幅に強化され、PCと独立した「スグつくTV」機能の地上デジタルチューナー×1基と、PC上で利用する3波対応(地上/BS/110度CS)デジタルチューナー×2基を搭載。スグつくTV機能の地上デジタルチューナーは、本体が電源オフの状態からでも約5秒で地デジを視聴できる。スグつくTVで視聴中にPCを起動すると、バックグラウンドでOSとテレビ視聴/録画ソフト「Giga Pocket Digital」が立ち上がり、スグつくTV機能からGiga Pocket Digitalへと視聴環境が引き継がれる。
店頭モデルのラインナップは、上位モデルの「VPCL219FJ/W」(ホワイト)、下位モデルの「VPCL218FJ/WI」(ホワイト)と「VPCL218FJ/BI」(ブラック)の3機種。
「VPCL219FJ/W」の主な仕様は、ディスプレイが24型フルHD(1,920×1,080ドット)LEDバックライト液晶、CPUがIntel Core i7-2630QM(2.0GHz)、チップセットがMobile Intel HM65 Express、グラフィックスがNVIDIA GeForce 315M 512MB、メモリがDDR3-1066 SO-DIMM 4GB(2GB×2)、ストレージがSATA 7200rpm HDD 1TB、光学ドライブが光学ドライブがブルーレイ(DVDスーパーマルチ機能搭載)。OSはWindows 7 Home Premium 64bit。
ディスプレイはタッチパネル液晶で、最大2点までのマルチタッチに対応。画面周辺のフレーム(ベゼル)にもタッチ領域を設けたことで、ウィンドウのクローズや拡大/縮小などのタッチ操作が可能。
主なインタフェースは、IEEE802.11b/g/n、Gigabit Ethernet、Bluetooth 2.1+EDR、USB 3.0×2、USB 2.0×3、IEEE1394×1、HDMI出力×1、HDMI入力×1、ビデオ入力×1、ヘッドホン出力、マイク入力、メモリカードスロット、131万画素Webカメラ。ワイヤレスキーボード/レーザーマウスが付属する。本体サイズ/重量は約W608×D168~187×H429~439mm/約11.7kg。
「VPCL218FJ/WI」と「VPCL218FJ/BI」の主な仕様/インタフェース/本体サイズ/重量は、CPUがIntel Core i5-2410M(2.30GHz)、グラフィックスがIntel HD Graphics 3000(CPU内蔵)である点を除いて、上位モデルの「VPCL219FJ/W」と共通。ただしタッチパネル液晶は搭載しない。
VAIOオーナーメードでは、CPUをIntel Core i7-2820QM、グラフィックスをNVIDIA GeForce GT 540M 1GB、メモリを最大8GB、ストレージを最大2TB HDDなどへと強化でき、付属アプリケーションの追加などもできる。