ASUSTeK Computerは2日、米Intelが公開したIntel 6シリーズ・チップセットの設計上の問題を受けて、同社のIntel 6シリーズ搭載マザーボード製品における対応策を発表した。該当マザーボードを購入したユーザーへの具体的な対応方法に関しては、現在関係会社などと調整を行っており、追って告知する予定としているが、対応へ向けた特設Webサイトを設置している。

現時点で公開されている問題の内容は、Intel 6シリーズのB2ステッピングのチップセットを長期間使用するにあたり、SATA II(3Gbps)の性能に影響を与える可能性があるというもの。一方で、SATA 6Gbpsへの影響は無く、正常に動作するとされている。なおIntelでは、不具合を修正したB3ステッピングのチップセットを、2011年2月後半より出荷開始し、2011年4月までには通常の出荷体制に回復させると説明している。

前述の特設Webサイトへのリンクはこちら。サイトでは、全世界で対応策を実施することが表明されているほか、該当製品の一覧、各国のサポート窓口の電話番号といった内容が案内されている。まずは英語版サイトとして発表されているが、追って日本国内の一般エンドユーザー向けに、ニュースリリースおよび同社Webサイトを通した、対応策の詳細発表も行われる予定とされている。