ダイソンは21日、カーボンファイバーブラシを採用した、軽量なコードレスクリーナー「Dyson Digital Slim DC35 multi floor(ダイソンデジタルスリム DC35 マルチフロア)」を発表。ダイソン オンラインストアでは本日より発売され、価格は4万9,800円。店頭では2月14日より販売される。

他社製の軽量コードレスクリーナーと比べ2倍の吸引力を実現したという、「ダイソンデジタルスリム DC35 マルチフロア」。パイプを取り外せば、ハンディクリーナーとしても使用可能

ダイソンデジタルスリム DC35 マルチフロアは、1台であらゆる床や場所の掃除ができるコードレスクリーナーを目指し開発されたもの。最新の高速回転モーター「ダイソン デジタルモーター(DDM)」を搭載し、より優れたエネルギー効率を実現。また、遠心分離によりゴミやホコリを空気から分離させる同社の特許技術「Root Cyclone(ルートサイクロン)テクノロジー」により吸引力を持続し、通常モードでの連続使用時間は最大15分間。通常モード(モーターヘッド使用時)では13分間、強モードでは6分間の使用が可能となっている。

カットモデル。コンピューター製造時などに電気部品を静電気から保護するために使用されているカーボンファイバー製のブラシを採用している

新モデルでは、2010年9月に発表された、A4サイズの小型サイクロン式クリーナー「カーボンファイバーDC26」と同様に、従来のカーペット用ナイロンブラシに加え、カーボンファイバーブラシを搭載したモーターヘッドを採用しているのも特徴。カーボンファイバーの帯電防止特性を利用することで、フローリング掃除における微細なホコリのゴミ集じん率を向上させる。

「ダイソンデジタルモーター(DDM)は、F1レーシングカー・エンジンの5倍の回転速度を誇り、堅牢でより優れたエネルギー効率を実現しました」とジェームズ ダイソン氏は語る

さらに、カーペットの奥深くに入り込んだホコリや取りにくいペットの毛も取り除く「ミニモーターヘッド」、先端のブラシを出し入れ可能な「コンビネーションノズル」、狭い隙間などの掃除に便利な「隙間ノズル」を同梱。収納用ブラケットも付属し、壁にかけておくこともでき、使いたいときにすぐ使えるという利便性も提供する。

このほか、取り外し可能なパイプ部分は外側にアルミニウムを、内側にはプラスチックを採用することで、軽さと頑丈さを追求。2.22kgと扱いやすい重量を実現している。本体サイズは1224(W)×217(H)×205(D)mm(モーターヘッド、パイプ、バッテリー含む)。集塵容積は0.35L。電源は、22.2Vのリチウムイオン充電池で、充電時間は約3.5時間とほかのコードレスクリーナーと比較しても短時間で充電を行えるとしている。本体色はアイアン/クロムブルー。

同梱される、収納用ブラケット。取り付け用のねじは付属しない

なお、同社のハンディクリーナー「DC31 モーターヘッド」の後継モデルとなる「DC34 モーターヘッド」も同時発表されている。ダイソン オンラインストアでの価格は3万4,000円。

「ダイソンデジタルスリム DC35 マルチフロア」(左)と「DC34 モーターヘッド」の比較