富士通と富士通システムソリューションズ(Fsol)は10月4日、ファッション業界向けの商品管理システム「Pastel Plus」を発表。同日より販売を開始した。

「Pastel Plus」は、本部(営業部門や商品部門)が各店舗に対する商品の品揃えの最適化や売価変更などの指示を行う業務の支援を行うもので、販売機会の損失や売れ残りの防止を実現する。

同製品では、アラーム機能によって在庫不足に陥りそうな商品や売れ行き不振商品の自動抽出を行い、戦略的な数量や価格を提示。これをもとに本部側は商品の店舗間移動や売価変更などの指示をタイムリーに行うことが可能だとされている。

また、販売実績情報をベースに多角的な分析も行えるようになっており、販売計画の立案や売上不振店の原因追求、店舗の品揃え強化につなげることができるという。

同製品は「本部からの指示」だけではなく、顧客からの商品問い合わせ対応や入出荷・棚卸など、店舗業務を支援する機能も実装されている。

「Pastel Plus」の販売目標は「今後3年間で50セット」で、販売価格は275万円~(税別)。12月初旬からの出荷開始が予定されている。

「Pastel Plus」の概要