80以上の新機能を引っさげて「BiND for WebLiFE* 4」が登場!

「こんなに簡単にWebサイトが作れるの!?」と、その手軽さとデザインセンスに溢れた仕上がりが、一般ユーザーはもちろんプロフェッショナルの間でも評価の高かった「BiND」シリーズ。その新作、「BiND for WebLiFE* 4(以降「BiND4」)」がデジタルステージより発売された。注目の集まるHTML5に対応し、最新のWebサービスとの連携も簡単にできてしまう「BiND4」の詳細を見ていこう。

オーソドックスながらも必要十分な「BiND for WebLiFE* 4 スタンダード版」。通常価格19,800円

BiNDビジネス・パスに加え専用サーバー(BiND Server Basicコース)が2年間無料で使用できる特典の付いた「BiND for WebLiFE* 4 プロフェッショナル版」。通常価格28,800円

こちらが「BiND4」で日常的に使用することになる[サイトエディタ]。スッキリシンプルな画面でありながら、初心者でも理解しやすいように工夫されている

"テンプレート"の質の高さがWebサイト構築の肝

いざ、Webサイトを構築するぞ!と意気込みながらも、まったくといっていいほど想定していたイメージ通りのものにならなかった。こんな経験はないだろうか? たいそうなプログラムを必要とするわけでもなく、テキストと画像だけのシンプルなWebを作成しようと思っていた、にもかかわらずイメージ通りのものにならない。悪戦苦闘するうちに、モチベーションも衰退していってしまった。筆者にはそんな苦い経験もある。

HTMLの中に画像を埋め込み、フォントサイズの大きさを調整したり、テーブルを作成したり、CSSを使ってみたり、と手元にあるWebサイト作成の書籍などのマニュアルをフル活用しながら膨大な時間を費やした。が、完成したものは実際にはあまり意味のない自己満足なCSSであったり、テーブルであったりと、とても人様には見せられないありさま。BiNDでは、そういったWeb作成の苦い経験を払拭して思い通りのイメージに近いものを確実に作成できるような仕組みが提供されている。キーワードは"テンプレート"。

「ああ、このWebサイトかっこいい!」とか「企業サイトはやっぱり質がいいなあ」と思うあのクールなWebサイトの存在感は、突き詰めていくとイメージやテキストの配置などの構成や、色の使い方であったりとするわけである。これら"存在感"を雛形として利用して文章や写真を入れ替えていけば、質の高いWebサイトが個人ユーザーでも作成できるという考え方がBiNDのWebサイト作成の思想なのだ。デジタルステージの「BiND4」のWebサイトでは、収録されているそのような質の高いテンプレートの一部もみることができるので、是非一度ご覧いただきたい。

80を超える新機能

今回発売された「BiND4」は、なんと80を超える新機能を搭載しているが、なかでも注目を集めているのは最先端のHTML5に対応したことだろう。先日Internet Explorer 9β版のダウンロードが開始され、主要WebブラウザのほとんどでHTML5に準拠することになったため、これは喜ばしいニュースと言えるだろう。また、メインビジュアルが一定時間で移り変わっていくスライドショーのような動的コンテンツを手軽に作成することができる「SHiFT for WebLiFE*(以降「SHiFT」)」、画像処理やWebサイト上で使用するボタンなどの素材を簡単に作成することができる「SiGN for WebLiFE* 3(以降「SiGN」)」、そして、昨今世間を賑わわせているTwitterやGoogleなどの各種API、USTREAMといった様々なWebサービスとの連携をいとも容易く行える「SYNC for WebLiFE* 3(以降「SYNC」)」といった、「BiND」シリーズならではの機能群とのシームレスな連携に磨きが掛けられている。

様々なWebサービスを自分のWebサイトに取り入れることを手助けしてくれる「SYNC」

画像やバナー、ボタンなどの素材をカンタンに作成することができる「SiGN」

HTML5にも対応したリッチな動的コンテンツを手軽に生成可能な「SHiFT」

筆者はWebに携わる仕事を生業としていながらも、実制作業務はハッキリ言って不得手。"5ステップでできる"と謳われている「BiND4」はまさに願ってもない存在だ。そこで今回は「BiND4」の新機能を中心にその使い勝手をチェック、以降実際に「BiND4」を駆使して筆者のWebサイトを構築する様子をお届けしていこう。

戸惑うことのないわかりやすいユーザーインタフェース

まず、「BiND4」を起動すると秀逸なデザインのテンプレートが並べられたサイトシアターが表示される。ここで自分のテイストに合ったデザインのテンプレートを選択しよう。第一のステップをクリアしたら、第二のステップとしてテンプレートに収録されているダミーテキストを自分の言葉に置き換えていく。そして、言葉の次はビジュアル、つまり、Webサイトで使用する写真を差し替えていくのが第三のステップとなる。第四のステップは、看板と呼べるWebサイトタイトルの書き換え。こうしてファイルをサーバーへアップロードして第五のステップが完了した時点で、全世界に向けてアナタ自身が作成したWebサイトが公開される! 筆者も実際にそのステップを体験してみたが、まず、本当に驚かされることは操作に迷いが生じない、何をすれば良いのか判らないという状況に陥らない。優れたユーザーインタフェースとナビゲートの妙だ。

装いも新たに生まれ変わった[サイトシアター]画面。木目調のシックな背景に様々な趣向が凝らされたテンプレートが飾られている。そこから気に入ったものをチョイスすれば、アナタもウェブコンポーザーの仲間入りです

[サイトエディタ]画面は必要な要素が纏められボタン化、またはサイトマップのようにリスト表示されるなど至ってシンプル。はじめて触れても、操作に迷うことが少ない親切設計となっている

例えばテンプレートを選択した後、[サイトエディタ]下部に[このページを編集する]というボタンが配置されており、第二のステップへと導いてくれる。また、編集を行う際にもマウスカーソルを合わせることで"どこからどの範囲の編集を行えるのか?"が明確に示されている。さらに、筆者が選択したテンプレート「Style」はメインビジュアル(ビルボード)にスライドショーが用いられているのだが、ツールが非常にスムーズに連携しているため、何の戸惑いもなく作業ができた。「あれ? いつのまにか"SHiFT"を操作していたぞ!」とツールが変わったことに気が付かないほど。この淀みのない一連の流れと、一目瞭然なインタフェースには拍手を送りたい。「BiND4」の操作の"サクサク感"に一度乗せられてしまうと、本当に"たった5ステップで"公開にまで漕ぎ着けてしまえるのだ。

[このページを編集する]をクリックした後、変更したい場所を選んでクリック。すると、編集を行うか配置されている位置を変更するか選択肢が表示されるのも非常に親切

動的なスライドショーを変更したい場合などは、何ら意識することなく自然に「SHiFT」を起動するよう促してくれる

[ブロックエディタ]と「SHiFT」がシームレスな連携具合が非常にグッド! この淀みなさは作業効率を"グン"とアップさせること請け合い