3DMark Vantage v1.0.2(グラフ14)

FutureMark
http://www.futuremark.com/

次は3D系である、まずはおなじみ3DMark Vantageの結果をグラフ14に示す。テストはこれもいつもと同じく、PerformanceとExtremeの両方のプロファイルで行ったが、Oveallを見ると殆ど差がついていない。それでもPerformanceはそれなりの差であるが、Extremeでは差が僅かである。この理由は簡単である。3DMarkの場合Graphics TestとCPU Testの結果に適当な重み付けをして加算する形でスコアを出すが、そのGraphics Testの性能が殆ど変わらないからだ。CPU Testの方は? というと、これはもうコアの性能がモロに出る上にマルチスレッド対応だから大差がついているのだが、Extremeの場合CPU Testの結果の比重は極めて低く(詳しくはこちらを参照)、結果としてこの差が殆ど結果に反映されないという形になっていると思われる。逆に言えば、GPU TestそのものはCore i7-970でもそれほど上がらない、という事を示せただけで十分とも言える。

Colin McRae:DiRT 2(グラフ15)

Codemasters
http://www.dirt2game.com/
Lost Planet 2 Benchmark
カプコン
http://www.nvidia.co.jp/object/games-lostplanet2-jp.html

今回はゲームベンチマークを4種類ほど使ってみたが、グラフの関係でまずはDiRT 2とLost Planet 2の結果をまとめてご紹介する。どちらもDirectX 11対応のゲームデモであり、ベンチマークモードを使うと勝手にベンチマークが実施される。設定であるが、

Dirt 2は、

SETTING : MULTISAMPLING:8x MSAA
DETAIL : CHOOSE PRESET:ULTRA

Lost Planet 2 Benchmarkは、

初期設定

をそれぞれ選んでいる(なのでLost Planet 2ではMSAAが効いていないことに注意)。Lost Planet 2 Benchmarkは、テストタイプAとテストタイプBの2種類を選べるので、両方を実施してみた。

さて、結果はグラフ15の通りで、ここにきて初めてCore i5-650とCore i7-970がほぼ同等といったスコアになっている。やはり3D系では、CPU性能があまり関係しない(というか、GPU性能の方が効果的に作用する)という結果がこの2つのテストでは再現した。