まずはお詫びと訂正から。先週の記事で、MSIの「870A Fuzion」について、チップセットはAMD 870+SB710と紹介したが、同社のWEBサイトでの記載が誤りであり、じつはAMD 770であることが明らかになった。製品ページの記載はすでに修正されているが、製品名は「870」のままであるので、購入時には注意していただきたい。

これが問題の「870A Fuzion」。AMDのシールは「770」になっていた

1スロットで5画面を実現!

XFXの「HD5770/1GB/MiniDPx5(HD-577X-Z5F3)」は、5画面出力に対応したRadeon HD 5770搭載グラフィックスカード。出力端子はMini DisplayPortが5つ並んだ形で、同様の製品はPowerColorからも出ていたが、XFXの製品は1スロット厚に収まっているのが特徴と言えるだろう。価格は19,500円前後。

XFXの「HD5770/1GB/MiniDPx5(HD-577X-Z5F3)」。T-ZONEでは6%オフのフェア実施中

Mini DisplayPortが5つ並んだ出力端子。しかも1スロット厚を実現している

ただし、変換ケーブルは付属しないために、必要な場合は、別途用意する必要がある。XFXからは、同時に変換ケーブルのセット「MiniDP Connection KIT」も発売されており、こちらが利用可能。内容は、Mini DP→DisplayPort、Mini DP→HDMI、Mini DP→DVIの3本で、価格は3,500円~5,000円前後となっている。

3本の変換ケーブルが入っている。これで3画面同時出力を実現できる

最強のGeForce GTX 460カード?

ASUSの「ENGTX460 TOP」は、直冷タイプのVGAクーラー「DirectCU」を搭載したモデルの新製品。GPUはGeForce GTX 460を搭載、メモリ1GB版の「ENGTX460 DirectCU TOP/2DI/1GD5」と768MB版の「ENGTX460 DirectCU TOP/2DI/768MD5」が登場しており、価格はそれぞれ27,000円前後と22,000円前後。

ASUSの「ENGTX460 DirectCU TOP/2DI/1GD5」。通常よりも100MHzも高速化した

ヒートパイプが直接GPUに接触するVGAクーラー「DirectCU」を搭載する

どちらもオーバークロックモデル。ヒートパイプを直接GPUに当てることで、通常のVGAクーラーよりも冷却性能が20%向上したとしており、1GBモデルは775MHz、768MBモデルは700MHzという、非常に速いコアクロックを実現している(通常は675MHz)。

こちらは「ENGTX460 DirectCU TOP/2DI/768MD5」。外観は色が違うほかはほぼ同じ