Yahoo! Developer Network

Yahoo!は20日(米国時間)、Yahoo! Messengerを活用するためのSDK、Yahoo! Messenger IM SDK公開した。Yahoo! Messengerで提供されている各種機能を利用することが可能。SDKといえばプログラミング言語に依存した開発用のソフトウェアの集まりを連想することが多い。通常はダウンロードしてきて特定のプログラミング言語を使って開発する。しかしYahoo! Messenger IM SDKはSDKという名前になっているが、実際にはプラットフォームの側面が強く、各種作業をWebブラウザを通じて実施する。開発内容はプログラミング言語に依存しておらず、HTTPとJSONを使って開発する仕組みになっている。

Yahoo! Messenger IM SDKはブラウザを通じて利用する

最初のログイン時に各種情報を登録する

Yahoo! Messenger IM SDKの利用は1日あたりのユニークユーザが5,000以下である必要がある。この制限を越えそうな場合には連絡フォーム経由でその旨を伝えて欲しいと説明がある。Yahoo! Messenger IM SDKのチュートリアルや開発者向けドキュメント、APIマニュアルはYahoo! Messenger IM SDK User Guideにまとまっている。

Yahoo!の提供しているIMサービスは世界統一ではなく、地域ごとに別の仕組みになっている。ほかの地域で使われているIMのSDKはアジアから順次提供を開始すると説明があり、最初の地域はインドになるとされている。Yahoo! Japanの提供しているIMサービスの対応次期がいつになるのかは言及されていない。