米HPシニア バイスプレジデント ジョン・ソロモン氏

米HPのシニア バイスプレジデントのジョン・ソロモン氏は「(今回のソリューションは)Webプリンティングの革命だ。2013年にはWebに接続する世帯数は7億となり、その半分はアジア・太平洋地域だ。そして、アジア・太平洋地域の人々は、Web接続の中心はスマートフォンなどの移動体だと考えている。移動体市場は現在年36%で成長しており、2013年にはスマートフォン人口は10億人に達する。このうち35%は、アジア・太平洋地域だ。そういう意味で、今回のソリューションの提供は、今が最適だと考えている」と述べ、このソリューションがモバイル通信の盛んなアジア・太平洋地域に最適であるとした。

米HPエクゼクティブ バイスプレジデント ビオメッシュ・ジョシ氏

また、米HPのエクゼクティブ バイスプレジデントのビオメッシュ・ジョシ氏は、「現在、重要なトレンドが3つある。Webコンテンツの増大、移動体を中心したソーシャルWebの普及、そしてアナログからデジタルへの変換によるデータの共有だ。かつては、PCがあり、周辺機器としてのプリンタがある、そういう世界だった。しかし、現在はスマートフォンがあり、タブレットがあり、携帯があり、クラウドがある。これが新世界だ。そのため、いつでも、どこでも印刷できることが重要になる。したがって、インフラはクラウドで作らなければならない」と述べ、今後、クラウドでのサービス展開が重要になるとした。

ビオメッシュ・ジョシ氏が指摘した3つのトレンド

クラウドでのサービス展開では、新たなデータ共有サービスの提供も予定している。HPでは現在、写真をWeb上に保存し仲間で共有したり、フォトブックを作成したりすることが可能なクラウドサービス「Snapfish」を提供している。今後はこのサービスを拡張し、複合機等のスキャナで取り込んだドキュメントを共有管理できるようにする予定だという。