台湾Altek(華晶科技)は、1,400万画素カメラを搭載したスマートフォン「Altek Leo」を発表。CommunicAsia 2010で実機の展示を行った。同製品は、今年の秋以降に発売。OEMとして世界各国の通信事業者で取り扱うほか、自社ブランドとしても販売する予定とのこと。

スマートフォンにコンパクトデジカメスペックのカメラを搭載

Altek Leoは、携帯電話部分はAndroid OS 2.1を採用したスマートフォンで、1,400万画素カメラを搭載。デジタルカメラ素子に携帯電話で一般的なCMOSではなくCCDを採用している。カメラ機能としては、光学3倍ズーム、HD画質の動画撮影などが利用できる。本体サイズは111.9×56.1×15.5mm、重量は140g。画面サイズは800×480ピクセル、通信方式はHSDPAに対応する。

OSはAndroidを採用

デジカメメーカーらしいカメラ周りのデザイン

同社はコンパクトデジタルカメラのOEM/ODMメーカーとして世界トップであり、日本や欧米の大手メーカーを顧客としている。昨年発売した1,200万画素カメラを搭載したカメラフォンで携帯電話市場に参入している。カメラ部分は高い評価を受けたものの、Javaベースの携帯電話部分は機能が弱く、より使いやすい「デジタルカメラ携帯電話」を実現するためにAndroid OSを採用したとのことである。同社の携帯電話のカメラは「リアル・デジタルカメラ」とも呼べる機能を備えており、顔認識や画像圧縮技術なども自社開発されたソフトウェアを搭載している。そのため市販されている高画質カメラ搭載携帯電話よりも、よりデジタルカメラに近い画質や操作性を実現しているとのことだ。

メタルボディを採用しているため、薄型のデザインを実現している

OME供給も考えており、本体は複数のカラバリを用意

カメラはコンデジと同等の機能を備えているとのこと

Leoに搭載されている光学3倍ズームのCCDカメラモジュール

Android OSバージョンは2.1

外部接続はminiUSB端子

昨年市場に投入した1,200万画素カメラ搭載の「T8680」

T8680の携帯電話部分はJavaベースOSを採用