無数の写真でモザイク画を生成

名称 Wosaic

小さなタイルを並べてひとつの大きな作品を作り上げるモザイク画。それをFlickr上の写真で表現しようというのが『Wosaic』だ。元となる写真を選ぶと、Flickr上の写真を使ってモザイク画として表現してくれる。ローカルの写真も使えるが、やはりFlickr上の膨大な写真データを利用するほうがより面白いモザイク画ができあがるだろう。

完成した画像。小さな画像の集合でモザイク画を作る

検索ワードを設定するので、たとえば「cat」という検索ワードならば猫写真の集合画となる。使用写真数を増やすことで詳細なモザイク画が完成するが、処理に時間がかかるので注意してほしい。完成した作品はもちろん、その生成プロセスを見るのも楽しいツールだ。

作成中。徐々に細かく、正確になっていく




Flickr含めソーシャルサービスをまとめてチェック

名称 Skimmer

Flickrに限らずYouTubeやTwitter、Facebookなどソーシャルサービスは多数存在する。個別にクライアントアプリを使ってもよいが、情報を一元的に閲覧できると便利だろう。『Skimmer』はそうした各種ソーシャルサービスに対応したビューアだ。OAuth認証を利用して各サービスをトラッキングする。

各種ソーシャルサービスのデータが流れ込む

一度登録してしまえば、放置しておくだけで情報が次々に入ってくる。Flickrの写真はスライドショーとして楽しめる。多数のサービスを使いこなす方はぜひ。

コメントをつけたり、評価したりすることもできる




Twitterとも連携する多機能Flickrビューア

名称 Flickroom

FlickrはWebブラウザから閲覧するのが基本だが、専用ビューア(クライアント)を使う道も考えたい。プラットフォームを問わず使えるAdobe AIRアプリ『Flickroom』はその候補のひとつになるだろう。アップロードした写真をフォトストリームとして閲覧したり、グループ写真を見たりできるほか、写真情報の修正、アップロード機能なども備えている。

Flickrを楽しむための専用ブラウザ

TwitterへのツイートやFlickroom上で他のユーザとチャットできる点もユニークだ。Flickrをもっと楽しむツールとして使いこなしたいソフトウェアだろう。

右側で検索して左側で閲覧する




Flickr写真をAndroid端末の壁紙に

名称 FlickrLiveWallpaper

Flickr上の写真を壁紙に使おうというソフトウェアは多い。デスクトップ向けが主なわけだが、Android端末向けにも『FlickrLiveWallpaper』というソフトがある。風変わりな機能を持っていて、端末の位置情報を基に写真を検索してくれる。

壁紙設定に「Live wallpapers」が追加される

位置情報を利用してFlickrを検索、検索結果の写真をそのままAndroidの壁紙に設定できる。FlickrLiveWallpaperのガジェットをクリックすると壁紙が更新される機能もある。タグで写真を引っ張ってくるのではなく、位置情報を使って探すという点がスマートフォンらしくて面白い。

壁紙設定画面。位置情報が取得できていれば別の写真が表示されるはず




iPhotoにFlickrアップロード機能を追加

名称 FFXporter

Mac OS Xでは写真管理に「iPhoto」を利用する人が多い。そして、その中から気に入った写真や友人に渡したい写真をFlickrへアップロードする場合、『FFXporter』を使うと便利だ。

写真の書き出し機能を使ってiPhotoからFlickrにアップロードできる

任意の写真やアルバムを選択して書き出しを選ぶと、新たに [FFXporter] タブが追加されているので、Flickr認証後、公開範囲やタグ、アップロードサイズなどを設定して [書き出し] ボタンを押せば、Flickrへのアップロードが開始される。写真管理にiPhotoを使っている方はぜひともインストールしておきたいソフトウェアだ。

まとめ

写真は自分で撮影するのはもちろん、見ているだけでも楽しめる。それだけにFlickrの楽しみ方は人それぞれだ。写真を撮影してアップロードしてストレージとして使う人、アップロードされている写真を見て楽しむ人、さらにその写真を活用したソフトウェアを開発する人がいる。自分なりの楽しさを見出し、Flickrをもっと使いこなしてみよう。

著者プロフィール:MOONGIFT 中津川 篤司(なかつがわ あつし)

1978年生まれ。オープンソース紹介サイト「MOONGIFT」管理人。プログラマ、SE、ITマネージャを経て、オープンソースのビジネス活用を推進する。現在は独立し、Webサービスのコンサルティング、プロデュースを行う。