Mozillaは22日(米国時間)、「Firefox 3.6.4」をリリースした。バグ修正やセキュリティ問題の修正に加えて、Windows用とLinux用はサードパーティ製プラグインが原因のクラッシュからブラウザを保護する新機能を備える。

クラッシュ保護機能「Out-Of-Process-Plugins (OOPP)」は、問題が生じたサードパーティ製プラグインを隔離し、ブラウザ全体に影響が広がらないようにする。プラグインがクラッシュしたとしてもWebブラウジングが中断されず、ページを再読込すれば、プラグインが再起動して再びコンテンツを表示できる。現時点で同機能を備えるのはWindows用とLinux用のみで、また対応プラグインもAdobe Flash、Apple Quicktime、Microsoft Silverlightに限られるが、今後ほかのプラグインにもサポートを広げていくという。なおMacについては、Firefoxの大幅な変更が必要になるためFirefox 4での実装になる。

Flashプラグインがクラッシュしても、そのまま再読込すればコンテンツを表示可能