A vocabulary and associated APIs for HTML and XHTML

ここのところAppleはiPadやiPhoneに関連してHTML5のプッシュを強めている。HTML5がFlashの代替えになると謳っており、iPhoneでもiPadでもFlashを搭載しないとしている。同社はこうしたビジョンを示すためのひとつのサンプルとしてHTML5 Showcaseを公開した。SafariからもiPhone Safariからもアクセスでき、HTML5で用意されたコンテンツを閲覧できる。

HTML5 ShowcaseをSafariで閲覧

HTML5 ShowcaseをChromeで閲覧しようとすると警告がでる

このHTML5 Showcaseに関して、複数のメディアやソフトウェアエンジニアから疑問視する声があがっている。HTML5 ShowcaseはSafari以外のブラウザからアクセスすると、「Safariでサポートされた機能を使うように設計されているため、このサイトを試すにはSafariをダウンロードしてほしい」といった旨のメッセージが表示される。

iPhone SafariからHTML5 Showcaseを閲覧

iPhoneにインストールしたOpera MiniからHTML5 Showcaseを閲覧しようとすると警告がでる

このサイトのようにブラウザを限定するというプロモーションは、標準規約として公開されることになるHTML5を使っていることを謳っていることを考えると、はたしてどうだろう、というわけだ。HTML5はまだ標準規約として正式公開されていない。そのことを考えると、動作するブラウザを限定するというのはひとつの方法といえる。しかし、その受け止め方はさまざまだ。

Tim Bray氏がTwitterにつぶやいたメッセージ

Chrome開発版とSafariのHTML5のテスト結果

HTML5のテストサイトで対応状況を調査すると、リリースされてるSafariよりもChromeの方がスコアが高い。この事実もSafariのみに公開という対応に疑問を投げかける原因のひとつになっている。

HTML5が標準規約として公開されるまでにはまだまだ時間がかかる。しかし、すでに主要なブラウザは個別にHTML5の実装を進めており、対応状況はさまざまだが、時間を経るにつれて対応する機能を増やしている。