Linux技術者認定機関、特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)は、iPadアプリ「Linux標準教科書」を発表した。価格無料で6月中旬より提供する。オープンソース系の学習コンテンツとしては、日本初のiPad向けアプリとなる。

Linux標準教科書は、LPI-JapanがLinux普及に貢献するために独自開発し、Web上にて無償提供しているコンテンツ。現在では、高校・大学・専門学校などの教育機関にLinuxを基礎から学習するための教材として利用されている。2008年9月にWeb上で提供を開始して以来100,000ダウンロードの実績があり、iPadアプリ版提供により初年度20,000ダウンロードを見込んでいる。Linux標準教科書をiPad向けアプリとして提供することで、ユーザーが手軽に持ち運べいつでも利用されることを目指しており、Linux/オープンソースの技術者育成にさらに貢献していきたいとしている。

ページ数は246ページで、対象はLinuxを教えている教員/インストラクター、LPICレベル1認定に向けて学習したいユーザー、Linuxを体系的に学びたい初学者、IT/Linuxに興味があるユーザーとしている。