デジタルムービーカメラで「グローバル200万台を目指したい」と話す三洋電機 デジタルシステムカンパニー DI事業部 DI企画部 豊田秀樹部長

三洋電機は28日、デジタルムービーカメラ「Xacti(ザクティ)」から水中撮影も可能な新モデル「DMX-CA100」を6月下旬に発売すると発表した。価格はオープン。推定市場価格は4万円前後。

同製品は、1920×1080画素(60fields/sec)でMPEG-4 AVC / H.246形式の動画撮影と1,400万画素の写真撮影が行え、JIS C 0920 防水保護等級IPX8対応の防水機能によって水深3mまでの水中撮影が最長60分間行えるデジタルムービーカメラ。

レンズには、35mmフィルム換算で焦点距離38~190mm(静止画)の光学5倍ズームを採用。また、画質劣化を伴わずに高倍率化を実現するデジタル技術「ダブルレンジズーム」機能も搭載し、最大12倍(40mm~480mm)のズーミングが可能となっている。

Xacti新モデル「DMX-CA100」。カラーはブラック、ピンク、イエローの3色を展開

センサーには、高速読み出しCMOSセンサーを採用し、高速映像処理エンジン「プラチナΣ(シグマ) - III」との組み合わせによって、7コマ / 秒で最大22枚(2M連写モード)まで記録可能な「リバース連写」を可能にしている。また、本体背面にムービー用と写真用の独立した撮影ボタンを用意しており、モードの切り替え操作などを行わずに、ムービー撮影と写真撮影を素早く行うことができる。

グリップ部の厚みは16mmと薄くなっている

そのほかの特徴として、ムービー撮影時に機能する「手ぶれ補正機能」と「顔検出追尾機能」、写真撮影時に機能する「新・手ぶれ補正機能」「顔検出追尾機能」「色検出追尾機能」を持ち、撮影データをパソコンへ自動転送する「Eye - Fi連動機能」も搭載する。

3次元形状パッキンによる密封構造を採用したほか、最大12倍の「ダブルレンジズーム」も備える

液晶モニターには約23万画素の2.7型カラーワイド液晶を使用。インタフェースとして、コンポジットビデオやUSB端子のほかにミニHDMI端子が用意されている。記録メディアは約50MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SDXCカードに対応。突起物を除いた本体サイズは92(W)mm×123(H)mm×40.8(D)mmで、バッテリーとメモリーカードを含んだ重さは約242g。

2010年度の「Xacti」ラインアップ