ソニーは5月25日、ポータブルDVDプレーヤー「DVP-FX950」を発表した。発売は6月18日で、価格はオープン。市場価格は、3万5,000円前後と予想される。

省電力機構を搭載した液晶ぺネルの採用などにより、約7.5時間のスタミナ再生を実現した「DVP-FX950」

DVP-FX950は、DVP-FX930の後継モデル。LEDバックライトを採用した9V型の大画面液晶パネル(WVGA:800×480画素)を搭載する。変更点は、スタミナ連続再生の実現。付属のバッテリーパックは、従来モデルと同じ「NP-FX110」(オプションとしても販売:1万2,600円)だが、連続再生時間は最大約6時間から最大約7.5時間へと伸ばされている(フル充電に必要な時間は約6時間)。これは、表示しているシーンの内容によって、バックライトの明るさをコントロールすることで消費電力を削減する、省電力機構を搭載した液晶パネルの採用と、電源回路の高効率化などによるもの。また、シーンの明るさに応じてバックライトの明るさやガンマ補正をコントロールすることで、階調表現力も向上。暗いシーンでの黒つぶれの減少など、新パネルの採用は、高画質化にも寄与している。

機能面では、ICレコーダーなどによく搭載されている「A-Bリピート」機能を新採用。語学学習などに効果を発揮する(A-B間リピートは、VRモードで記録されたDVDでは使用できない)。

ディスプレイ部分が180°回転し、自由なレイアウトが可能だ

再生可能なディスクは、DVDビデオ/音楽CD/ビデオCDのほかに、DVD+-R/RW(DLと8cmメディアにも対応)とCD-R/RW。DVD+-R/RWは、ビデオモード/VRモードで録画されたものと(CPRM対応、AVCHD/AVCREC非対応)、MP3/JPEGファイルが記録されているもの。CD-R/RWはMP3/JPEGファイルが記録されているものに対応する。

本体サイズは、227(W)×34.4(H)×170.8(D)mm(バッテリー除く)、本体の質量は約0.88kg(バッテリー除く)、バッテリーの質量は約295g。おもな付属品は、ACアダプター、バッテリーパック、カーバッテリーアダプター、ワイヤレスリモコンなど。