開発に便利な機能

Scooter Frameworkには開発を円滑にするための機能が備わっている。ここではその一部を紹介しよう。

Routes

作成したアプリケーションの経路情報一覧を表示する。サンプルで作成したアプリケーションの場合、http://localhost:8080/typescript/routesにアクセスすることで表示できる。

http://localhost:8080/typescript/routesにアクセス。アプリケーションの経路情報一覧が表示される

経路の役割、メソッド、URL、使用しているコントローラ・クラス、アクション名などが一目でわかるようになっている。開発中のほか、ドキュメント作成時にも便利な機能だ。

Data browser

アプリケーションで使用しているデータベース、および接続するための情報やテーブル一覧を表示する。サンプルで作成したアプリケーションの場合、http://localhost:8080/typescript/databasesにアクセスすることで表示できる。

http://localhost:8080/typescript/databasesにアクセス。アプリケーションで使用するデータベース一覧が表示される

一覧部の「show」をクリックすると、データベースに接続するための情報、テーブル一覧が表示される。テーブル名をクリックすることで登録されているレコード情報も参照することが可能

以上、Scooter Frameworkについて簡単に紹介した。Javaにあまり触れたことがないデベロッパでも、Ruby on RailsやCakePHPといったフレームワークを触ってきた方なら、ファイル構成やモデル・コントローラの関係など直感的に理解できることだろう。ドキュメンテーションも豊富なほか、各種デモの動画も非常にわかりやすい。JavaでRuby on Railsライクなことをやってみたかったデベロッパは、ぜひ試してみてほしい。