パソコンショップ「ドスパラ」を運営するサードウェーブは、法人ユーザー向け製品として、小型/省電力/低コストを特徴とし、リモート管理機能にも対応したサーバ、ならびにクライアントマシンの計3機種を発表した。各機種、購入時カスタマイズの幅広さでも優れている。

ExPrime Server R-150-PV

「ExPrime Server R-150-PV」は、組み込み用途にも最適な低消費電力サーバ製品。CPUにIntel Atom D510を採用し、最大負荷時であっても35Wという省電力を実現している。筐体の奥行きは約25cmと1Uの3分の1以下で、1Uラックのスペースに両側から2台マウントできるなど非常にコンパクトだ。

「ExPrime Server R-150-PV」

内部ハードウェアは用途に応じたカスタマイズが可能で、メモリはDDR2-667/800MHz SO-DIMMを最大4GB搭載可能。ストレージは2.5型SATA HDD/SSD×2基(RAID対応)、3.5型SATA×1基。標準で2ポートのGigabitEthernet、IPMI2.0によるリモート管理機能を備えている。OSはWindows Server 2008 R2や、64bit版Linuxなどのサーバ向けのほか、Windows XPやWindows 7などのコンシューマ向けにも対応している。

ExPrime Server R-200-ND2

「ExPrime Server R-200-ND2」は、2Uに4ノード搭載できる高集積サーバ製品。従来の1U 2wayサーバーと比較して、2分の1のラックスペース削減、ノード単価の削減が可能だ。高密度ながら、CPUにIntel Xeon 5600番台、メモリも最大96GBまで搭載でき、標準で2ポートのGigabitEthernetを備えるなど、1U 2wayサーバ並の拡張性を確保している。

「ExPrime Server R-200-ND2」

カスタマイズの幅広さも特徴で、標準で3.5型SATAディスク3本を各ノードへ接続可能だが、SSDなどの利用を想定し、2.5型を6本接続する形式へカスタマイズすることもできる。科学技術計算をはじめとしたノード間通信で多く用いられるDDR、もしくはQDR Infinibandへのカスタマイズも可能だ。

ExPrime D-200-MX

「ExPrime D-200-MX」は、強力なリモート管理機能を備えたクライアントPC製品。CPUに「新インテル Core vPro プロセッサー・ファミリー」を搭載でき、対応するチップセットと合わせ実装されるIntel AMTにより、マルウェアからの保護や遠隔からの電源管理・KVMなどの、強力なリモート管理機能を利用できる。

「ExPrime D-200-MX」